国立病院機構鈴鹿病院
院長
平素はスモンに関する調査研究班の活動にご尽力いただき感謝申し上げます。
当班では毎年7月にワークショップを開催しておりますが、今年度はテーマとして「スモンの経過と予後」を取り上げました。1960年代に発生したスモンですが、最盛期からすでに50年以上が経過しています。裁判の和解成立後、スモン恒久対策の一環として全国でスモン検診を実施し、その結果はデータベースに保存されています。今の形式での検診開始後30年が経過しており膨大なデータが蓄積されています。
当班の役割の一つとしてスモン患者の実態を把握し、その経過を追跡することがあります。今回はスモンの経過や予後に関してご研究いただいている研究分担者の方々にその成果をご発表いただき理解を深めたいと考えております。是非多数の方にご参加いただき活発な討論をお願いしたいと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
令和7年6月吉日
スモンに関する調査研究班
研究代表者 久留 聡